「ワードプレスでサイトを運営しているけど、バックアップってどうやるんだろう。プラグインで簡単にできないかな。」
こういった方向けの内容です。
プラグインでバックアップを取るなら「BackWPup」がオススメです。
ワードプレスの本などでも紹介されているくらいなので、信頼性もありますし、使っている人も60万以上とかなり多いので安心です。
というわけで、この記事では「BackWPup」の設定方法と使い方について解説していきます。
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BackWPupのポイント
BackWPupは1度スケジュールを設定してしまえば、自動でバックアップが取れる便利なプラグインです。
このプラグインでバックアップが取れるデータは、主に下記の2つ。
- MySQLデータベース
- サーバー上にあるファイル
「MySQL」は記事データなどが入ってるデータのことで、「サーバー上にあるファイル」はワードプレスの現在の状態が保管されているデータです。
これらのバックアップが取れることによって、万が一の場合、現状を復旧できるバックアップデータが生成できるということになります。
バックアップって、わざわざ取るのは正直面倒くさいですが、ココを自動化できるのはかなり便利ですね。
というわけで、「BackWPup」のインストール方法と使い方について解説していきます。
BackWPupのインストール
まずはインストールを行なっていきます。
他のプラグインのインストール方法と差はないので、分かる方は飛ばして下さい。
手順は以下の3ステップです。
- STEP.1プラグインの新規追加
ワードプレスの管理画面から、「プラグイン」→「新規追加」をクリックします。
- STEP.2BackWPupを検索
検索窓に「BackWPup」と入力し、プラグインを検索します。
- STEP.3インストール
検索したBackWPupをインストールします。
これでインストール完了後に有効化することで、「BackWPup」が使用できる状態になります。
BackWPupの使い方と設定
BackWPupは有効化すれば使える状態にはなります。
ただし「ジョブ」というものを新規で作成しないとバックアップは取れません。
なので、まずはワードプレスの管理画面から「BackWPup」→「ジョブ」を選択して、新規追加をクリックして作成していきましょう。
ジョブの新規追加をすると、設定を行う項目に移動します。
ここで設定すべきタブは下記の3点です。
- 一般設定
- ジョブスケジュール
- 宛先
上記以外はデフォルトでも問題ないので、この3点についてのみ解説を行なっていきます。
一般設定
まずは一般のタブの設定です。
一般の設定に関する内容を、5ステップに分けて詳しく解説します。
- STEP.1ジョブ名
ジョブの名前を指定します。
分かりやすいように「自動バックアップ」などでOKです。 - STEP.2ジョブタスク
ジョブタスクでは以下の3つの項目にチェックを入れておきましょう。
- データベースのバックアップ
- ファイルのバックアップ
- インストール済みのプラグイン一覧
特にいらないデータがあればチェックを外してもOKです。
- STEP.3バックアップファイルの作成
アーカイブはデフォルトでOKです。
アーカイブ形式に関しては、「Windowsの方→Zip」「Macの方→Tar GZip」にチェックを入れておきましょう。 - STEP.4ジョブの宛先
ここでは「Dropboxにバックアップ」を選択しておくことがオススメです。
※フォルダーなどの他のバックアップ形式では、うまくバックアップが取れない場合がありました。 - STEP.5ログファイル
ワードプレスで設定しているメールアドレスが入力されていると思います。
ここはバックアップの通知アドレスとなるので、別のアドレスを使用したい場合は変更しておいて下さい。
すべて完了したら「変更を保存」をクリックします。これで一般に関する設定はOKです。
スケジュール
続いてスケジュールのタブの設定を行なっていきます。
スケジュールに関しては、以下の2ステップです。
- STEP.1ジョブスケジュール
ジョブの開始方法で「WordPress の cron」を選択します。
こうすることで以下の「実行時間をスケジュール」を設定できるようになります。 - STEP.2実行時間をスケジュール
スケジューラーの種類は「基本」を選択しておきましょう。
スケジューラーに関しては、バックアップを取る頻度と時間を任意で設定しておきます。
※ここでは「毎週/日曜日/3時」としています。
これでスケジュールに関する設定は完了です。
スケジューラーに関してはユーザーが少ない時間を指定することがポイントとなります。
頻度に関しては、毎日だとやりすぎ感があるので、毎週くらいで問題ないかと思います。
続いて、最後の設定項目である「宛先」に関して確認しておきましょう。
宛先:Dropbox
宛先に関しは「Dropbox」を選んだ前提でお伝えしておきます。
ここではDropboxのアカウントが必要になるため、事前に取得しておきましょう。
»参考:【無料】Dropboxのダウンロード方法と使い方【容量を増やす方法も解説】
アカウントを作成した状態で、以下の2ステップの設定を行なっていきます。
- STEP.1ログイン
Dropboxの アプリ or フルアクセス を選び、「認証コードを取得」して記入します。
認証コードは「認証コードを取得」をクリックして、Dropboxでログインすることで取得できます。 - STEP.2バックアップ設定
「保存先」と「ファイルを削除」はデフォルトでOKです。
ファイルを保存する場所を変更したい場合は「保存先」、蓄積するバックアップ数を変更する場合は「ファイルを削除」を、それぞれ変更するようにしましょう。
これで設定は全て完了となります。
指定した時間でバックアップを取っていけるようになりました。
バックアップファイルの保存数に関して
保存できる数は上記のように12と指定した場合、13回目に1番古いファイルが削除される形となります。
今回の例だと、週1(月4回)のバックアップで12回保存なので約3ヶ月分のファイルが保管される状態となります。
ここは頻度に合わせて期間を計算し、ほどよい回数に抑えておくことが理想です。
動作確認:バックアップは手動でも可能です
BackWPupはジョブさえ設定しておけば、手動でもバックアップを取ることができます。
ジョブにカーソルをあてた時に表示される、「今すぐ実行」という部分です。
これを使って、バックアップがしっかり取れるかを、1度確認しておきましょう。
方法は上記の「今すぐ実行」をクリックするだけ。
これによりバックアップが開始され、Dropboxにファイルが入ります。
以下が、実際に取得したデータです。
ワードプレスの現在の状態のデータから、記事データまでしっかり抽出されています。
これでバックアップが正常に行えることが確認できました。
この後は設定した時間に、自動でバックアップを取ってくれるので安心です。
バックアップは重要です
バックアップは、サイトを運営する上でかなり重要です。
サイトを運営していると、場合によってはファイルを編集しなくてはいけない場面も出てきます。
中でも操作することで、エラーを起こしやすいのが以下のものです。
- データベース上での操作
- 新しいテーマやプラグインをインストール
- テーマやプラグインをカスタマイズ
上記作業はデータを誤って削除してしまったり、サイトが白飛びしてしまうケースも少なくありません。
こういった場合にバックアップデータがあれば、ある程度のことはなんとかなったりもします。
せっかく運営してきたサイトを守るためにも、常にバックアップは取っておくようにクセづけましょう。
中でもBackWPupは1度の設定で、自動でバックアップが取れる便利なプラグインなので、ぜひ参考に試してみてください。
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